内祝いとはそもそも「親族などの身内の中で起こったおめでたいことを互いに共有し、その喜びをお裾分けする」ことです。たとえば結婚、妊娠や出産、新築、子どもの入学などに際し身内に贈るものです。そのため、友人や知人といった身内とは異なる人に贈る場合に「内祝いです」と言うことは本来の意味から考えると誤りです。
また、昨今では内祝いとお返しとを混同している方が若い世代を中心に多くいるようです。理由としては、おめでたいことがあったとき、お祝いをいただいた方に贈るお返しとして内祝いという表現を使うことが多くなったことが考えられます。そして、お祝いをいただかなかった相手に対して内祝いを贈ることはお祝いを強制する印象を相手に与えかねないので注意しましょう。
昔とは異なり現在ではお祝いに対する返礼の要素が強い内祝いですが、ただのお返しとは違いそれぞれのお祝いごとによって内容が異なります。結婚の内祝いの場合、式などに参加した方からのご祝儀に対する返礼は、式で振る舞われるお食事や引き出物が該当します。参加されない方からいただいた場合、いただいた額の3分の1から半額程度の額を贈るのがマナーと考えられます。新築の内祝いについては、新居にお招きすることが内祝いであると見なされ、そこでのおもてなしが喜びのお裾分けとなります。そのためお招きする方に別途贈ることはありません。お招きできない方に対しては、結婚の内祝い同様いただいた額の3分の1から半額程度を贈るのがマナーです。
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